こんにちは。
今回は、これから大学へ進学する予定の高校生向けに、現役理系大学生の時間割を公開していこうと思います。
また、時間割の組み方についても解説していきます。
- 大学生の時間割ってどうなってるの?高校との違いは?
- 授業を選べるって聞いたけど自由度はどのくらい?
- どうやって時間割を組めばいいの?
などの疑問に答えていきます。
大学生の時間割の基本
まず、私の時間割を公開する前に、そもそも大学生の時間割とはどういうものなのか?ということについて説明していきます。
「そんなことはいいから早く時間割を見せろ!」という方は、2, 現役理系大学生の時間割を公開 へどうぞ。
高校と大学、時間割はどう違う?
高校と大学の時間割には大きな違いがいくつもあります。
高校の時間割
まずは、高校の一般的な時間割を見てみましょう。
教科名などは伏せています。
(Excelでゴメンナサイ、ABCDE→月火水木金だと思ってください。)
私が通っていた高校の時間割をがんばって思い出した図です。
毎日みっちり授業が詰まっていますね。
◆高校の時間割の特徴◆
- 毎日授業が詰まっている
- 6~7限まで
※6限までしかない高校もあります。
大学の時間割
それでは、大学生の一般的な時間割を見てみましょう。
こちらも教科名などは伏せています。
先ほどの高校の時間割と比べると明らかにスカスカですね。
しかも5限までしかありません。
◆大学の時間割の特徴◆
- 授業が無い時間がある
- 5限まで
- 平日なのに休みの日もある
大学の講義の時間は?
大学の講義の時間は、90分のところが多いみたいです。
もちろん大学によって異なるので、自分の通う大学の講義時間を知りたい場合は大学のホームページなどから確認してみてください。
私の大学の1日のタイムスケジュールは以下のようになっています。
- 1限:9:00 ~ 10:30
- 2限:10:45 ~ 12:15
- 昼休み:12:15 ~ 13:00
- 3限:13:00 ~ 14:30
- 4限:14:45 ~ 16:15
- 5限:16:30 ~ 18:00
5限までしか無いとはいえ講義が90分もあるので、全体でみると最後の授業が終わる時間は高校より遅いですね。
また、講義間の休憩は15分です。
大学のキャンパスは広いため教室移動の距離が長くなりがちです。それにより休憩も少し長めの時間なんだと思います。
用語解説
時間割に関連する用語を解説しておきます。
中には不真面目な学生の文化から生まれた用語もあります。よく使います。
コマ
だいたいは授業を数える単位として使う。
1週間に授業を15個取っている場合、週15コマというように表現する。
空きコマ
授業が無い時間のこと。
「今日は2~4限空きコマ」と言えば、2~4限に授業が無いことを指す。
春学期・秋学期
高校は1学期、2学期、3学期と3つの学期があるが、大学では春学期、秋学期と2学期制のところが多い。
約2ヶ月の夏休みを区切りにしている。
休講
名前の通り、講義が休みになること。
教授の都合によるものが多い。
自主休講
自主的に講義を休みにすること。
つまり講義をサボることである。
主に、出席する意味の無い講義でよく実施される。
全休
1日のすべての講義が休みになること。
または、もともと授業が1つも無い日のことを指す。
自主全休
自主的に全休にすること。
つまり1日のすべての講義をサボることである。
出席する意味の無い講義が1日に固まっているときによく実施される。
必修科目
必ず取らなければいけない科目のこと。
大学はいくら自由度があるとはいえ必修科目のせいである程度時間割が決められる。
必修選択科目
必修科目だが、ある程度選択の余地がある科目。
例えば、必修選択科目が10個用意されており、その中の6個選んで受けてくださいねといった感じ。
般教
一般教養科目の略。
自分の学部とは関係の無い科目を受けることができる。
例えば理系でも文系の科目を受講できたりする。
上の必修や必修選択と違い、基本的に自由に選べる。
理系大学生の時間割を公開
それでは実際の時間割を見ていきましょう。
現在高校生の方が「大学の時間割はこういう感じなんだな~」と分かっていただければ嬉しいです。
私が通っている、慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 1~3年の時間割を公開していきます。
- 必修科目:黄色
- 必修選択科目:水色
- 般教:緑色
で表しています。
用語が分からない方は 用語解説 へどうぞ。
1年春学期の時間割
慶應の理工学部では、1年生のときは学科ごとの科目はなく理工系の分野を幅広く履修することになっています。
そのせいで、ほぼ必修科目で埋まっています。
それに加えて般教を3つ足した形になります。
1年生では第2外国語で分けられたクラスというものがあり、クラスによって必修科目の時間が異なります。
例えば、私の時間割では物理は1限に入っていますが、他のクラスでは5限になっていることもあります。
また、春か秋どちらかに受ければいい科目もあるので、あるクラスでは春学期に受ける科目があるクラスでは秋学期で受けることになっていたりします。
私のこの時間割は、そんな春秋選択の科目がすべて春に、さらに1限が全て必修で埋まるという、理工学部の数十クラス中最も運の無いクラスの時間割です。
他の大学でこれ以上に過酷な時間割構成になった場合、ブラック学部 or ブラック大学を疑った方がいいと思います。
2年秋学期の時間割
急にスッカスカになりましたね。
理系はとても忙しいイメージだと思いますが、こんな時間割になることもあります。
ここまでスカスカだと、たった1授業のために大学に来るのがめんどくさくて自主全休にすることもあります。
月曜5限の授業は出席しなくてもいいやつだったので、月曜は毎週お休みにしていました。
また、般教は1年のうちに取りまくったので、2年では取らなくても大丈夫でした。
3年春学期の時間割
色が綺麗に分かれていますね。
3年では、家に早く帰りたいということで5限に授業を入れないことを意識しました。
逆に、朝に弱い人は1限に授業を入れないことを意識するといいのではないでしょうか。
この時間割は授業が多く見えますが、金曜日の授業は自宅で課題ができるので出席する意味が全くありません。
よって金土日がお休みでした。
ネットによく大学生が時間割を公開しているサイトがありますが、実際には出席する必要のない授業も多くあり、見た目より楽になるということを言いたいです。
時間割の組み方
それではここから、時間割の組み方を解説していきたいと思います。
時間割を組むのは難しそうに見えるかもしれませんが、実はとても簡単です。
時間割を組む流れ
時間割を組むときの一連の流れは以下のようになります。
- 必修科目を入れる
- 必修選択科目を入れる
- 般教を入れる
必修科目は事前に決まっているため、考えることは何もありません。
必修選択科目と般教の取り方をいかに工夫するかが重要となります。
時間割を組むときの注意点
時間割を組むにおいて、いくつかの注意点があります。
これらの注意点にさえ気をつけていれば、時間割で大きな失敗をすることはありません。
楽単を選ぶ
楽単の科目を選ぶことが一番大切です。
楽単とは、楽に単位が取れる科目のことです。
大学の講義の中には、真面目にテスト勉強をしてもテストの問題が異様に難しく、理不尽に単位を落とされてしまう科目が一定数存在します。(いわゆるエグ単)
また、単位は取りやすくても課題の量が膨大で、授業時間外への負担がかなりかかってしまう科目もあります。
こういった科目を極力避けることが大事になってきます。
友人と一緒に取る
友人と同じ授業を取るとテスト勉強や課題などで協力できるため、負担が少なくなります。
同じ学部学科の友人であれば時間割も似たような構成になるため、友人と一緒に授業を受けるのはそこまで難しいことではありません。
そもそも友人がいない人は…頑張ってください…
<関連記事>友達の作り方などを書いています。

1限・5限を避ける
朝起きれない人は1限は入れない方がいいですし、早く帰りたい人 or サークルなどで放課後忙しい人などは5限を取らない方がいいです。
ただ、これは他のサイトではいかにも重要事項のように書いているところが多いですが、そこまで気にしなくてもいいと思います。
というのも、都合よく1限や5限を完全に排除できるケースはほぼ無いですし、1限や5限の科目であっても楽単なら取ったほうが絶対にいいからです。
2限・3限のどちらかを空ける
2限・3限の間のお昼休みの時間は、食堂や大学外のお店などが非常に混雑します。
どちらかを空けておくと、人が少ない時間帯にお昼ごはんを食べることができます。
ただ、弁当派の人やコンビニ派の人には関係の無い話ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
大学生の時間割とはどういうものなのか、ざっくりとイメージを掴んでいただけたなら嬉しいです。
質問などあればお気軽にコメントしてください。
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